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2008.01.03

箱根駅伝、棄権3校…起こるべくして起きた!

1月2・3日の箱根駅伝で3校(順天堂大(5区)、大東文化大(9区)、東海大(10区))が途中棄権で総合の記録無し。順大と東海大は昨年の優勝、3位という上位校。この事態は、決して偶然起きたことではなく、起こるべくして起きたと思ってます。

今回の3校の途中棄権となった状態は、報道によると、5区の順大は脱水症状による低血糖状態に陥ったため、8区の大東大も脱水症状、10区の東海大は前半の線路踏切で右足ねんざしたためとのこと。
脱水症状の場合、単にオーバーペースや暑さだけなど、ひとつの要因でいきなり陥ることはまずなく、複数の要因が合わさって、今回の状態になったと思います。食事のとった時間、食事の量・内容、ウォーミングアップの内容、ペース配分、水分の取り方、そして過度なプレッシャー、精神的にのし掛かる重圧…。特に重要なのは、ペース配分と水分の取り方でしょう。ペース配分は設定タイムが早すぎる、特に前半の入りが早すぎるのが要因にあるでしょう。そして何といっても精神的にゆとりを持つ、リラックスすることも大切だと思います。しかし、マスコミなどの扱いが大きくなり、リラックスして走れと言われても難しい部分があると思います。
ねんざは、ある意味で多少なりとも「足をくじく」ことを想定していれば、そこまで重症にはなってなかったのでは…とも思ってます。でも、札幌山の手高卒…札幌出身ランナーの失態ですから、複雑な心境。そもそも札幌にいれば、雪道を走るトレーニングだって絶対やっているわけで、線路以上にデコボコ路面状態ですから、多少なりとも繊細な感覚を持って(抽象的な言い方になってしまうけど)走る技術は、雪の降らない地域で育った選手よりあると思うんですが…。ま、キロ3分前後と私のレベル(早くてもキロ3分半)では、つまづいたときの衝撃度は違うことは確かですけど。
私は無意識というかからだ的に「つまづく」ことをいつも想定して動いています。なので、つまづいても転ぶことはあまりないし、万が一転んだとしてもすぐに受け身がとれるように体が反応しています。あと、「特異体質」というわけでもないのですが、走っているとたまに足首がカクっとひねる感じになることもあるのですが、幸い足首がやわらかいせいか、ねんざになったことはほとんどありません。足首がカクっとなれば「ヤバイ」と一瞬思うのですが、痛みがほとんどなく、その後も支障なく走ることができ、レース後も痛みは全くなし…運がいいというか、こういう体を生んでくれた親に感謝ですね。
今回の途中棄権が史上最多の3校(3人)となったことで、いろいろとクローズアップされているわけですが、出場を目標としていた有力選手の中には、過度な練習などの理由による故障でそもそも出場できなかった方もいます。また、途中棄権までには至らなかったものの、途中でフラフラになりながらなんとか中継所にたどり着いた選手やゴール後にバッタリと倒れたり気を失ってしまう選手などを含めれば、相当数いるはずです。
もちろんスポーツ競技である以上、記録や順位を狙っていくのは当然のこと。そして優勝とかシード権獲得などの目標を達成しようとすれば、ある意味で無理をしないと狙えない部分もあるでしょう。
ただし、ここで問題とするのは、そもそも個々の選手において、(1)能力的、(2)体調的、(3)天候的、この3つの要素を考慮した上で、ベストの走りをしたときのタイム設定より早い目標で走ってしまう、また前半の入りがベストの走りのとき以上にオーバーペースになってしまうと、絶対後半失速して結果的にタイムが悪くなるということ。正直言って多少体調が悪ければ、悪いなりの走りをすれば決して途中棄権になることなんかは絶対ありません。要は体調が悪いのに体調がいいときと同じ走りをすれば、後半バテて失速するわけです。また、気温が上昇しているのに、気温が少々低く絶好のコンディションのときと同じ走りをしたときも同様。そして、本人の実力を超える走りを要求しても同じことが起きます。その状況におけるベストタイムをしっかり見極めることが大切だと思いますが、今の箱根駅伝出場チームにおいては、「相手との戦い」という意味合いが強すぎて、言い方を変えれば相手の走りによって合わせるような、行き当たりバッタリの走りを求めるような感じで、自分におけるベストの走りの見極めがきちんとできていないのでは…と思います。
ほんとに相手との戦いを求めた走りというのは、1区の区間賞狙い、往路の優勝争い、復路での総合優勝争い、シード権争いくらいで、それも優勝争いだと往路なら5区、復路なら10区、シード権争いも10区では相手に勝つ走りが重要となりますが、それ以外はまずその時点における自分のベストタイム(自己記録ではない)が出るような走りが重要と考えます。まずは「自分」に勝たないとダメだと思いますね。
ただ、記録(ベストタイム)を狙うとなれば、多少は突っ込む必要があることも大切だったりします。その突っ込み方を間違うと、大きなロスになることがある。これはどんな競技にも言えることだったりします。そのロスをどこまで許容できるかをしっかり認識することが大切とも言えます。例えば、フルマラソンで3時間切りを目指して、その目標が難しくなったとき、次の目標を3時間10分以内とするのか、3時間30分以内とするのか、タイム度外視でとにかく完走できればよしとするのか、3時間切りがダメならリタイアするのみか…私の場合はなるべく落ち込みを小さくして完走できれば…と思っているので、難しいと思った段階でスッパリと早めに次の目標を3時間10分切りに切り替えるようにしています。
マラソンだと途中棄権してこれだけ大騒動になることはありません。しょせん個人競技なので、「自己責任」で終わってしまうだけです。ところが「駅伝」は「団体競技」。途中棄権となれば、そのあとに走る予定の選手は、記録として正式には残らない。チームとしても記録は残らない。それが「非」と思う方はきっと多いでしょう。私はしょせんスポーツなんだから「是」と思ってます。ただし、脱水症状の場合、重症になると後遺症が残ったり、最悪な場合は死に至ることも有り得るので、なるべくなら選手が危険な状態にならないような予防措置はきちんと施す必要有りだと思います。
とにかく、スポーツは「失敗」がつきもの。今回の「失敗」を無駄にしないよう、起きた理由をしっかり検証し、防止する対策をしていくことが大切です。来年以降出場する選手、また「箱根駅伝」を目指している選手のみんなが同じ過ちを繰り返すことのないようにしてほしいですね。

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